世界的な不況の中、介護現場では人材難が深刻で、多くの施設・関連企業では介護福祉士を求めています。平成22年入学までは、卒業と同時に国家資格が取得できます。
介護福祉士とは、身体的、精神的な障害により日常生活行動に支障のある人に対して介護し、人間としての尊厳をもった生活を送るための優れた支援能力を有する者の国家資格です。
「増大する、老人、身体障害者等に対する介護需要」に対応するため「誰もが安心して、老人、身体障害者等に関する福祉に対する相談や介護を依頼することができる専門的能力を有する人材を育成、確保する」ことを目的として創設されました。日本は、世界一の長寿国です。高齢者全員が健康で、元気に生活しているわけではありません。年々、介護が必要な高齢者や障害のある人が増えてきたことが大きな理由です。
《定義》
2007年(平成19年12月5日施行)一部改正 「介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及び介護者に対して介護に関する指導を行うこと(以下「介護等」という)を業とする者をいう。
(法第2条2項関係) 理由:認知症高齢者の介護が大きな問題となっており、人間の尊厳と自立などにも専門職の対応を求めています。 介護福祉士の養成教育においても力を入れていく必要があるところです。
1998年の制度施行から現在に至るまで、約64万人(平成20年2月現在)が資格を取得しています。そして、介護保険サービスで就労する介護職員の約4割、在宅サービス就労する介護職員の約2割が介護福祉士となっています。
※介護福祉士は、介護を支えるマンパワーとして中核的な存在となってきています。
| 教育課程 | |
|---|---|
| 総時間数 | 1800時間 |
| 科目は「介護」を中核とし、「人間と社会」「こころとからだのしくみ」の3領域 | |
| 「介護」 | 「尊厳の保持」「自立支援」の考え方を踏まえ、生活のための介護を学ぶ(実践の技術であるという性格を踏まえて) |
| 「人間と社会」 | 「介護」を学ぶ基盤となる共用や倫理的態度を学ぶ |
| 「こころとからだ」 | 多職種協働や適切な介護の提供に必要な根拠として学ぶ |
| 実習内容 | |
| これからの社会において、障害の有無や年齢に関わらず、個人が尊厳を持った生活を確保することが重要であることを学び、介護サービスにおいては、利用者一人ひとりの個性や生活リズムを尊重した個別ケアの実践が必要とされる。
※利用者・家族・職員などのコミュニケーションを図り目的に沿った実習現場での実践 |
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介護福祉士制度施行から現在に至るまでの間に、高齢者介護や障害者福祉を取り巻く状況は大きく変わってきています。新しいケアに対応できる資質確保及び向上が求められています。それと同時に、介護の担い手となる人材の確保は継続する重要課題であり、資質確保、向上のみならず量的確保が求められています。