国家試験受験資格について

受験資格取得時(卒業時)の介護福祉士養成の目標

  1. 他者に共感でき、相手の立場に立って考えられる姿勢を身につける
  2. あらゆる介護場面に共通する基本的な介護の知識・技術を習得する
  3. 介護実践の根拠を理解する
  4. 介護を必要とする人の潜在能力を引き出し、活用・発揮させることの意義について理解できる
  5. 利用者本位のサービスを提供するため、多職種協働によるチームアプローチの必要性を理解できる
  6. 介護に関する社会保障の制度、施策についての基本的理解ができる
  7. 他の職種の役割を理解し、チームに参画する能力を養う
  8. 利用者ができるだけなじみのある環境で日常的な生活が送れるよう、利用者ひとりひとりの生活している状態を的確に把握し、自立支援に資するサービスを総合的、計画的に提供できる能力を身につける
  9. 円滑なコミュニケーションの取り方の基本を身につける
  10. 的確な記録・記述の方法を身につける
  11. 人権擁護の視点、職業倫理を身につける

社会に求められている「介護福祉士」

介護福祉士制度施行から現在に至るまでの間に、高齢者介護や障害者福祉を取り巻く状況は大きく変わってきています。新しいケアに対応できる資質確保及び向上が求められています。それと同時に、介護の担い手となる人材の確保は継続する重要課題であり、資質確保、向上のみならず量的確保が求められています。

Q&A

「介護福祉士」ってどんな仕事をするの?

食事介助介護に関する専門知識や技術を持つ国家資格として平成元年に誕生。心身の障害から日常生活が困難な人に、食事・衣服の着脱・入浴・排泄など生活を営むのに必要なことがらを介助する仕事です。

これから先、「介護福祉士」の必要性は?

高齢者社会厚生労働省の推計で、65歳以上の要介護者は、2025年には520万人、その後さらに増えると予測されています。こうした状況から21世紀の社会で最もニーズの高い仕事として注目されています。

これから先、「介護福祉士」が活躍しているところはどんなところ?

施設特別養護老人ホーム、介護老人保健施設や医療機関などで、すでに多くの卒業生が活躍しています。卒業後は、在宅ケアも活躍の場となります。また、介護福祉サービスに関する起業も可能です。

これから先、「介護福祉士」に適している人はそんなタイプの人?

適正タイプ社会福祉の仕事を目指す人は、「人と接することが好き」なことが第一条件。相手の気持ちを思いやれる感性と情熱がある人。、『やってみようかな』と思う人なら、どなたでも適正があります。