土岐学園の歩み
明治36年に土岐きよ初代理事長が土岐裁縫女学校」を発足させてから平成14年5月11日に創立100周年を迎えました。
明治政府は女子教育の重要性を叫んでいましたが、当時の千葉県には千葉高等女学校が1校しかなく、限られた者の学び舎であったため、一般の女子教育の現場として裁縫学校が良妻賢母を育成する重要な役割を荷っておりました。
このため土岐きよは、自らの持てる力を存分に発揮して、裁縫のほか礼法、算術、挿し花、茶道、手工芸、教員養成など、多彩な教育一筋に打ち込み、最盛期には500名を越す生徒を擁するまでになりました。
やがて、明治・大正・昭和・平成と激しい時代の変化の中で、昭和45年に「土岐幼稚園」を開設し、近隣の幼児教育に力を注いで現在に至っております。
さらに、少子高齢化社会の中で地域社会に貢献できる人間性豊かな人材の育成をと願い、厚生労働大臣指定・千葉県認可の「中央介護福祉専門学校」を千葉市内初の介護福祉専門学校として平成11年4月に開校しました。現在、千葉県内の介護施設等で多くの卒業生が活躍しております。
こうして、学校法人土岐学園は、100年という長い歴史の中で一貫して人間づくりの哲学にこだわり、地域に根ざした教育機関としての存在感を高め、さらなる発展を目ざして確かな足どりで歩み続けております。
カラーで再現、土岐学園の足跡




















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